ブラストホールドリルとは、発破用の火薬を装填するため下向きにせん孔する(岩盤に孔(あな)を開ける)自走式機械で、クローラドリル、ダウンザホールドリル、ロータリドリルの総称としてブラストホールドリルと呼んでいます。鉱山や砕石場等の露天掘り掘削現場ではブラストホールドリルでせん孔し、岩盤を発破することにより石を採取します。国内外の現場で活躍しており、インフラ開発を支える原材料となる砕石や石灰石、金・銀等の非鉄金属鉱山、鉄鉱石鉱山等の鉱石採掘に貢献しています。せん孔する孔の大きさにより火薬量が変わり、発破後の石の生産量が増減します。ブラストホールドリルは、せん孔する孔の大きさによりサイズが異なるため、現場の生産規模に合ったサイズ選定が必要です。
油圧クローラドリル
油圧クローラドリル「HCRシリーズ」は、1977年に国産初の油圧クローラドリルを開発して以来、モデルチェンジとシリーズ化を図り、国内外で多くのお客様にご使用頂いております。
最新のラインナップには、「HD800シリーズ」ドリフタを搭載しており、刻々と変化する岩盤の状態に応じて最適なせん孔状態を維持することで、誰もが簡単に、孔曲がりの少ない、正確かつスピーディなせん孔を可能としています。
特長
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iDS(インテリジェントドリリングシステム)
岩盤の変化に応じた最適なせん孔状態に自動制御するiDSがスムーズな穿孔をサポートします。
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iMS(インテリジェントモニタリングシステム)
モニターに機械の稼働状況やメンテナンス情報を集中表示します。
(画像は、HCR L110、HCR L90用)
※HCR900-DSV、HCR900-RSVは除く -
低燃費を実現
オフロード法2014年基準に適合したクリーンエンジンを採用。
スーパーエコノミーモードPLUS機能により、せん孔性能を維持しながら燃料消費量を低減します。
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HCR900-DSⅤせん孔径 64~89mm
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HCR900-RSⅤせん孔径 64~89mm
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HCR1000-DⅥせん孔径 64~89mm
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HCR1200-DⅥせん孔径 64 ~ 102 mm
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HCR1200-EDⅥせん孔径 64 ~ 102 mm
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HCR L90s-E5せん孔径 76mm~115mm
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HCR L90-E5せん孔径 76~127mm
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HCR L110-E5せん孔径 102~152mm
排出ガスの法規制・制度と基準
